道学者(読み)ドウガクシャ

デジタル大辞泉 「道学者」の意味・読み・例文・類語

どうがく‐しゃ〔ダウガク‐〕【道学者】

道学を修めた人。道学を説く人。
道学先生」に同じ。
「それほど僕は―ではない積りです」〈有島或る女

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「道学者」の意味・読み・例文・類語

どうがく‐しゃ ダウガク‥【道学者】

〘名〙
① 道学を学び、また説く人。江戸末期には、特に心学者
※蛻巖先生答問書(1751‐64か)中「拙者ごときの村学究、又は道学者と同じく上下着て見台に向ひ」
② 道理・道徳を重んじるあまり世事に暗かったり、人情を無視したりする偏屈な人をやや批判的にいう語。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「それほど僕は道学者ではない積りです」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android