道念仁兵衛(読み)どうねん にへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道念仁兵衛」の解説

道念仁兵衛 どうねん-にへえ

?-? 江戸時代前期-中期音曲師
貞享(じょうきょう)-正徳(しょうとく)(1684-1716)のころ,京都を中心に流行した踊口説(おどりくどき)道念節始祖とされる。「浮世山づくし」「松づくし」などの曲は浄瑠璃(じょうるり)にもとりいれられた。道念山三郎(さんざぶろう)を道念節の祖とする説もある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の道念仁兵衛の言及

【道念節】より

…祇園の盆踊唄として〈都踊口説〉〈都音頭〉ともいわれた。宝永・正徳(1704‐16)のころ,後継者と思われる道念仁兵衛があらわれて最も盛んになり,〈今道念節〉と呼ばれた。歌形は多く七五調である。…

※「道念仁兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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