道草を食う(読み)ミチクサヲクウ

デジタル大辞泉 「道草を食う」の意味・読み・例文・類語

道草みちくさ・う

馬が道端の草を食っていて、進行が遅れる。転じて、目的地へ行く途中で他のことに時間を費やす。途中で手間取る。「―・っていて帰ってこない」「在学中に病気一年―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「道草を食う」の意味・読み・例文・類語

みちくさ【道草】 を=食(く)う[=食(たべ)る]

馬が道ばたの草を食って進行が遅くなる。転じて、目的地に行く途中で、他のことに時間を費やす。道草をとる。
吾妻鏡‐元暦二年(1185)四月一五日「如駘馬之道草飡
金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉中「随分先から長い間道草を食べましたから」

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