世界大百科事典(旧版)内の道路整備五ヵ年計画の言及
【道路】より
…第2次大戦後の復興も交通面では再び鉄道中心で始められたが,産業構造の変化や工業の内陸への立地にともなってトラック輸送の重要性が増し,自動車保有台数の増加と相まって,道路整備への要求が高まった。本格的な道路整備は,1954年度を初年度とする第1次道路整備五ヵ年計画が策定され,またそのための国費の財源に揮発油税収入を充てることが定められたことによって始まった。当時の日本の道路状況は,56年に来日したアメリカのワトキンズ調査団をして,〈日本の道路は信じ難いほど悪い〉と嘆ぜしめた。…
※「道路整備五ヵ年計画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」