遺存(読み)いそん

精選版 日本国語大辞典 「遺存」の意味・読み・例文・類語

い‐そん ヰ‥【遺存】

〘名〙 残りながらえること。あとに残ること。今に残ること。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「其草案は今日迄遺存せり」 〔陸機‐歎逝賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「遺存」の意味・読み・例文・類語

い‐そん〔ヰ‐〕【遺存】

[名](スル)現在まで残っていること。
「其草案は今日迄―せり」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遺存」の読み・字形・画数・意味

【遺存】い(ゐ)ぞん

残されたもの。晋・陸機〔逝の賦〕親(しん)として日に稀(まれ)に、友靡靡(びび)として(いよいよ)索(つ)く。存にみ、什一千百に得。

字通「遺」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android