遺賢(読み)イケン

デジタル大辞泉 「遺賢」の意味・読み・例文・類語

い‐けん〔ヰ‐〕【遺賢】

すぐれた才能を持ちながら、政府に用いられないで民間にいる人。「遺賢なし」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺賢」の意味・読み・例文・類語

い‐けん ヰ‥【遺賢】

〘名〙 官吏にならないで民間にいる有能な人物。広く認められないでいる立派な人。
※和漢朗詠(1018頃)上「鶏すでに鳴いて忠臣旦(あした)を待つ 鶯いまだ出でずして遺賢谷に在り〈賈嵩〉」 〔書経‐大禹謨〕

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普及版 字通 「遺賢」の読み・字形・画数・意味

【遺賢】い(ゐ)けん

民間にいる賢人。〔書、大禹〕允(まこと)に(かく)の(ごと)くならば、嘉言伏する攸(ところ)罔(な)く、野に賢無く、咸(ことごと)く(やす)からん。

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