出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…1940年に紀勢西線が紀伊木本駅(現,熊野市駅)まで通じたため,和歌山,大阪との関係が深かったが,紀勢本線の全通(1959),国道42号線(熊野街道)矢ノ川(やのこ)新道の開通(1967)で,県中央との連絡が容易になった。良質の杉材,山腹斜面のミカン,沿岸の漁獲物が主産物で,那智黒石を原料とするすずり石,碁石も特産物である。吉野熊野国立公園に含まれ,市街地北東の隆起海食崖鬼ヶ城,砂防松林が続く七里御浜,その北部の獅子巌や伊弉冉(いざなみ)尊をまつる花窟(はなのいわや)神社,二木島の海中公園,奥瀞峡の七色ダムなどがみどころである。…
…和歌山と三重の県境部の和歌山県那智地方や三重県熊野市神川町に産する黒色緻密なケイ質粘板岩の石材名。那智黒ともいう。三重県南牟婁郡御浜町七里御浜で採取される薄い楕円形の砂利は,河川によって運搬され海岸の波浪によって磨かれたもので,純黒色で光沢があり,敷砂利の最良質のものとして全国に有名である。…
※「那智黒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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