邪推(読み)じゃすい

精選版 日本国語大辞典 「邪推」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐すい【邪推】

〘名〙 他人言葉行為に対してまちがった推測をすること。また、ひがんで悪く想像して考えること。
※梵舜本沙石集(1283)五本「自由の邪推、冥の知見と云、人のあざけりと云、かたがた憚りありと云へども」
※幸若・伏見常槃(室町末‐近世初)「さらずは祖父がじゃすいのごとく義朝方の落人か」

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デジタル大辞泉 「邪推」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐すい【邪推】

[名](スル)他人の心意を悪く推量すること。ひがんで、自分悪意をもっていると疑ってかかること。「妻の行動を邪推する」
[類語]当てずっぽう当て推量忖度推察拝察高察賢察明察憫察びんさつ推測推量推考端倪たんげい類推酌量了察推認推断推定斟酌しんしゃく憶測配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく察し心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌む酌み取る思い思い勘繰る思いやるおもんぱかる推し当てる心当て気を回す見越す察する感じ取る

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普及版 字通 「邪推」の読み・字形・画数・意味

【邪推】じやすい

猜疑

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