郭威(読み)かくい(英語表記)Guo Wei; Kuo Wei

精選版 日本国語大辞典 「郭威」の意味・読み・例文・類語

かく‐い クヮクヰ【郭威】

中国、五代後周の太祖在位九五一‐九五四)。字(あざな)は文仲。五代後漢の隠帝を補佐し、その没後帝位につき、周を建国した。(九〇四‐九五四

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「郭威」の意味・わかりやすい解説

郭威
かくい
Guo Wei; Kuo Wei

[生]天祐1(904).7.28. 河北,刑州堯山
[没]顕徳1(954).1.17. 河南,開封
中国,五代後周の第1代皇帝 (在位 951~954) 。諡は聖神恭粛文武孝皇帝。廟号は太祖。父は郭簡,母は王氏。後漢の隠帝を補佐し,乾祐3 (950) 年4月,鄴都 (ぎょうと) 留守天雄軍節度使となる。同年クーデターで隠帝が殺され,後漢が滅ぶと,郭威はただちに開封に入り,翌広順1 (951) 年1月5日即位,後周を建国。内政に意を用い,差役,雑税などの均衡はかり自作農の育成に努めた。

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世界大百科事典(旧版)内の郭威の言及

【周】より

…951‐960年。後の枢密使,天雄軍節度使郭威(太祖)が建てた。彼は内政に意を用い,領域の安定支配をよくはかった君主であった。…

※「郭威」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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