都万(読み)つま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「都万」の意味・わかりやすい解説

都万
つま

島根県北部、隠岐郡(おきぐん)にあった旧村名(都万村(むら))。現在は隠岐島町の南西部を占める地区。2004年(平成16)西郷(さいごう)町、布施(ふせ)、五箇(ごか)の2村と合併、隠岐の島町となる。旧都万村は隠岐諸島島後(どうご)の南西部に位置する。名称は古代以来の郷村名による。旧村域の80%以上が山林である。草地改良による肉牛飼育の増大が図られ、刺網(さしあみ)、釣り漁業のほか養殖漁業(イタヤガイヒオウギガイ)も行われる。大津久(おおづく)は神功(じんぐう)皇后新羅(しらぎ)侵攻時に立ち寄ったという伝説がある地。

[江村幹雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都万」の意味・わかりやすい解説

都万
つま

島根県隠岐諸島,島後南西部の地域。旧村名。 2004年 10月に西郷町,布施村,五箇村と合併し隠岐の島町となる。横尾山 (573m) の南西斜面を占め諸川河口耕地が開ける。果樹栽培,漁業が行なわれる。火山岩台地が広く,油井ノ池はマール。 1987年総合観光開発施設アイランドパークが完成。海岸線一帯は大山隠岐国立公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「都万」の意味・わかりやすい解説

都万 (つま)

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