酒井光子(読み)さかい みつこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「酒井光子」の解説

酒井光子 さかい-みつこ

1922-2012 昭和-平成時代の女優
大正11年2月1日生まれ。昭和8年宝塚キネマの「宿命に泣く子」で子役としてデビュー。12年J・Oスタジオ(現東宝)に入社。25年松竹新喜劇にはいり,「桂春団治」「馬喰一代」や藤山寛美の相手役をつとめた「銀のかんざし」などに出演,新喜劇の脇役として活躍。平成24年3月10日死去。90歳。京都出身。塩原技芸女学校中退。本名は高梨美津子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の酒井光子の言及

【松竹新喜劇】より

…松竹新喜劇は,49年に大磯らの五郎劇系の女形が退座したことで,結果として女優が女形に代わるという一つの近代化を遂げた。さらに51年には,天外の女性問題から浪花が天外と離婚,脱退という事件があったものの,酒井光子ら若手女優の成長という副産物を生んだ。しかし,56年には天外の近代化路線に反対して十吾が退団,新喜劇はいよいよ大きな危機を迎えたが,やがて藤山寛美がテレビを介して広い人気を得,天外・寛美のコンビで不動の人気を得るにいたった。…

※「酒井光子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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