精選版 日本国語大辞典 「酢酸・醋酸」の意味・読み・例文・類語
さく‐さん【酢酸・醋酸】
〘名〙 カルボン酸の一つ。化学式 CH3COOH 強い刺激臭と酸味のある無色の液体。食酢の主成分、またエステルとして果実香気の成分となる。水との混合液は腐食性が高い。糖、アミノ酸、脂肪などの代謝によって生体中にも生成される。酢酸繊維素、酢酸ビニル、無水酢酸、アセトン、酢酸エステル、医薬品、調味料などの原料として広く用いられる。エタン酸。
※舎密開宗(1837‐47)内「醋酸銅百分は黒酸化銅三十九分醋酸六十一分に成る」
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