酸楚(読み)サンソ

デジタル大辞泉 「酸楚」の意味・読み・例文・類語

さん‐そ【酸×楚】

《「酸」「楚」ともに、いたむ意》悲しみいたむこと。また、悲しくつらいこと。
「兎角世の中は―がちなものだ」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「酸楚」の読み・字形・画数・意味

【酸楚】さんそ

悲痛。悲しい極み。〔冷斎夜話、三〕(少游・魯直、せられて作れる詩)少游(秦観)は鍾多情)なり。故に其の詩、酸楚なり。(黄)魯直は學休歇(きうけつ)なり。故に其の詩、暇なり。

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