酸苦(読み)さんく

精選版 日本国語大辞典 「酸苦」の意味・読み・例文・類語

さん‐く【酸苦】

〘名〙 すっぱい味とにがい味。また、つらくて苦しいこと。
破戒(1906)〈島崎藤村〉四「碌々といふ言葉の内にどれほどの酸苦が入って居ると考へる」 〔後漢書‐文苑伝下・劉梁〕

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デジタル大辞泉 「酸苦」の意味・読み・例文・類語

さん‐く【酸苦】

すっぱい味とにがい味。また、つらく、くるしいこと。
「碌々という言葉のなかに、どれほどの―が入って居ると考える」〈藤村破戒

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普及版 字通 「酸苦」の読み・字形・画数・意味

【酸苦】さんく

すっぱい味と、にがい味。苦労する。唐・韓鳴雁〕詩 風霜酸にして、稻粱なり 毛して、身肥えず

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