酸鼻(読み)サンビ

デジタル大辞泉 「酸鼻」の意味・読み・例文・類語

さん‐び【酸鼻】

[名・形動]むごたらしくいたましいこと。また、そのさま。「酸鼻をきわめる」「酸鼻事件
[類語]陰惨むごいむごたらしい無残血なまぐさい残酷残虐残忍苛酷暴虐悲惨凄惨惨憺さんたんひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「酸鼻」の読み・字形・画数・意味

【酸鼻】さんび

鼻に通るほどの悲しみ。〔後漢書、竇融伝〕隗囂(くわいがう)(光武にく)を讓(せ)むるの書、痛(はげ)しきこと骨髓に入る。~忠臣は則ち酸涕し、義士は則ち曠(あき)らかなること、を發(ひら)くが(ごと)し。

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