重服(読み)ジュウブク

デジタル大辞泉 「重服」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ぶく〔ヂユウ‐〕【重服】

重い服喪。父母の喪。また、その時に着る服。重喪じゅうも。→軽服きょうぶく
御子の儀なれば、―を着させ給ひけり」〈神皇正統記鳥羽

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重服」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ぶく ヂュウ‥【重服】

〘名〙
① 重い喪。その喪に服すること。また、重い忌服。父母の死の際の忌服。重喪(じゅうも)。⇔軽服(きょうぶく)
令義解(833)軍防「凡衛士。雖下日。皆不輙卅里外私行〈略〉其上番年。雖重服〈謂。父母喪也〉不下限。〈下番日令服〉」
② 寒さを防ぐため、着物を重ねて着ること。また、その着物。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android