野川(読み)のがわ

精選版 日本国語大辞典 「野川」の意味・読み・例文・類語

の‐がわ ‥がは【野川】

[1] 〘名〙 野辺を流れる小川
※俳諧・俳諧新選(1773)二「昼顔や野川に牛を放し飼ひ〈亀卜〉」
[2] 東京都の中央部を流れる川。国分寺市恋ケ窪の湧水に源を発し、小金井・三鷹・調布狛江の各市を貫流して世田谷区玉川で多摩川に流入する。のかわ

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デジタル大辞泉 「野川」の意味・読み・例文・類語

の‐がわ〔‐がは〕【野川】

野原を流れる小川。

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日本歴史地名大系 「野川」の解説

野川
のがわ

大朝日おおあさひ岳の南面に水源を発し、成田なりた地内で最上川に注ぐ一級河川。指定流路延長は二二・六五キロ。流域面積は約一三〇平方キロに及ぶが、八割は峻険な山岳地で谷も深く、洪水の被害も絶えなかった。近世中期以降、記録に残るおもな大水だけでも宝暦七年(一七五七)・明和六年(一七六九)・文政七年(一八二四)・天保元年(一八三〇)・万延元年(一八六〇)と五度を数え(長井市史)、明和六年の大洪水ののち、出羽・越後二ヵ国の出費をもって川沿いの村村で国役普請による堤防工事が行われている(「国役普請願」瑞龍院蔵)

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普及版 字通 「野川」の読み・字形・画数・意味

【野川】やせん

野を流れる水。

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