野焼(読み)ノヤキ

デジタル大辞泉 「野焼」の意味・読み・例文・類語

の‐やき【野焼(き)】

新しい草がよく生えるように、春のはじめに枯れ草に火をつけて野を焼くこと。 春》「古き世の火の色うごく―かな/蛇笏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野焼」の意味・読み・例文・類語

の‐やき【野焼】

〘名〙
新草がよく萌え出すように、早春に野の枯れ草を焼くこと。《季・春》
蜻蛉(974頃)下「のやきなどするころの、花はあやしうおそきころなれば」
② 焼きちくわの一種。魚のすり身細竹などにつけて焼いたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android