野薊(読み)のあざみ

精選版 日本国語大辞典 「野薊」の意味・読み・例文・類語

の‐あざみ【野薊】

〘名〙 キク科多年草本州四国九州山野に生える。高さ〇・六~一メートル。葉は長楕円形で羽状に中裂、裂片の縁は刺が多い。四~五月、枝頂に淡紫色で大形の頭花をつける。頭花は管状花だけからなり、総苞は外面粘液分泌。こあざみ。《季・春‐夏》 〔物品識名(1809)〕

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デジタル大辞泉 「野薊」の意味・読み・例文・類語

の‐あざみ【野×薊】

キク科の多年草。山野に生え、高さ60センチ~1メートル。葉は羽状に裂けて、とげが多い。5~8月紅紫色頭状花が咲き、総苞そうほうには粘りがある。本州以南に分布。園芸品種はドイツアザミとよばれ、切り花にする。 春》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野薊」の解説

野薊 (ノアザミ)

学名Cirsium japonicum
植物。キク科の多年草,薬用植物

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