野辺の煙(読み)ノベノケブリ

デジタル大辞泉 「野辺の煙」の意味・読み・例文・類語

のべ‐の‐けぶり【野辺の煙】

火葬の煙。
「立ちのぼる―やなき人の行きて帰らぬ限りなるらん」〈新拾遺哀傷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野辺の煙」の意味・読み・例文・類語

のべ【野辺】 の 煙(けむり・けぶり)

火葬の煙。荼毘(だび)の煙。
※新古今(1205)哀傷・八二一「あはれ君いかなる野べの煙にてむなしき空の雲となりけん〈弁乳母〉」

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