量子ビーム(読み)リョウシビーム

デジタル大辞泉 「量子ビーム」の意味・読み・例文・類語

りょうし‐ビーム〔リヤウシ‐〕【量子ビーム】

光子中性子イオンなどを極めて細いビーム状に射出したもの。レーザーシンクロトロン放射加速器原子炉などで生成され、強度エネルギーが高く、量子論的な波としての性質をもつ。ビームを細く集束したり、パルス状に射出したりすることで、原子スケールで物質構造やふるまいを観測・測定するほか、微細加工や新規材料開発、放射線治療の分野などで応用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android