精選版 日本国語大辞典 「金光明最勝王経」の意味・読み・例文・類語
こんこうみょうさいしょうおう‐きょう コンクヮウミャウサイショウワウキャウ【金光明最勝王経】
仏教の経典の一つ。この経を聞いて信受するところには四天王など諸天善神の加護が得られると説いた経典。唐の義浄の訳、一〇巻、三一品。曇無讖訳の金光明経の異訳であるが、内容は増広されている。仁王経・法華経と共に国家鎮護の三部経とされている。最勝王経。金光明経。
※続日本紀‐天平一三年(741)三月乙巳「恒生二歓喜一者、冝レ令下天下諸国各敬造二七重塔一区一、并写中金光明最勝王経、妙法蓮華経各一部上」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報