金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い(読み)カネモチトハイフキハタマルホドキタナイ

デジタル大辞泉 の解説

金持かねもちと灰吹はいふきはまるほどきたな

たばこの灰がたまるほど灰吹きが汚くなるように、金持ちは財産が殖えるほど卑しく、けちになる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 の解説

金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い

煙草の灰が灰吹きにたまると汚くなるように、金がたまればたまるほど金持ちは意地汚くなる。

[使用例] 慾の固だね。金と灰吹きは溜まるほど汚いというが、その宝を盗んで来るのは、だめから食べ荒しをほじくり出す犬と同一だね[泉鏡花黒百合|1899]

[解説] 金持ちが身銭を惜しんでずる賢く守銭奴のようになることを、煙草の灰がたまると汚くなることにたとえていったもの。「灰吹き」は煙草の灰を落として入れておく容器

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