金櫃・金匱(読み)きんき

精選版 日本国語大辞典 「金櫃・金匱」の意味・読み・例文・類語

きん‐き【金櫃・金匱】

[1] 〘名〙
① 金属製の箱。秘書を納める。転じて、貴重書のこと。
史記抄(1477)二〇「石室金匱と云は皆国家蔵書之処としたぞ」 〔新書胎教
貨幣などを入れる箱。金庫
※軍制綱領(1875)〈陸軍省編〉一「人員、馬匹及倉庫物品を算計し、金櫃を査実し」
[2] (金匱) 中国の古医書、「金匱要略」および「金匱鉤元」の略。
随筆癇癖談(1791か)上「傷寒論、金匱、素難、千金方のたふときことわり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android