デジタル大辞泉
「金波」の意味・読み・例文・類語
きん‐ぱ【金波】
1 日光や月光が映って金色に輝く波。「金波銀波」
2 平織りの地に、斜文織りか繻子織りで縞を織り出した袴地。
3 左縒り・右縒りの横糸を同じ杼口に打ち込んだ雲井縮緬。
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きん‐ぱ【金波】
〘名〙
① 日光や月光などが映って、金色にかがやく波。
※懐風藻(751)月夜坐河浜〈葛井広成〉「雲飛低二玉柯一、月上動二金波一」
※不如帰(1898‐99)〈
徳富蘆花〉下「船は金波
(キンパ)銀波を
さざめかして月色の中を駛
(はし)る」 〔漢書‐礼楽志〕
② 月。また、月の光。
※性霊集‐一(835頃)贈良相公詩「機水多塵濁、金波不レ易レ従」
※
読本・椿説弓張月(1807‐11)続「頃しも秋の最中なれば、金波
(キンハ)苫を漏り、玉兎浪を走り」
③ 縞糸織または縞平袴地の地合を平織りにし、縞の部分を斜文
(しゃもん)織りあるいは
繻子(しゅす)織りとしたもの。
④
縮緬(ちりめん)の左縒
(より)、右縒の緯
(よこいと)を同じ杼口
(ひぐち)に打ち込んだ
無地の雲井縮緬。これに
紋様を織り出したものは紋錦波(紋金波)という。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「金波」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報