金祐徴(読み)きんゆうちょう

世界大百科事典(旧版)内の金祐徴の言及

【張保皋】より

…この財力と兵力とを背景に,828年興徳王により〈清海鎮大使〉の称号を認められ,黄海,東シナ海方面の海上権をにぎって在唐新羅人居留地である新羅坊にも勢力をつちかい,清海鎮は地方独立政権ともいうべき性格をおびた。8世紀末に始まる王位継承の争乱(金憲昌の乱)と地方の反乱のなかで,興徳王没後の王位争奪戦に敗れ王京(慶州)を逃れた金祐徴を庇護し,閔哀王(びんあいおう)を倒して839年神武王(祐徴)即位をたすけ,つづく文聖王に鎮海将軍とされる。だが,王の外戚の地位をねらって得られず,841年反乱を起こし,暗殺された。…

※「金祐徴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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