金車（読み）きんしゃ

精選版 日本国語大辞典

きん‐しゃ【金車】

〘名〙

① 金で飾った車。きわめて美しい車。

※栄花（1028‐92頃）殿上の花見「或棹_二華船_一、而取_二水路_一。或脂_二金車_一、而備_二陸行_一」

② (「きんじゃ」とも) 両替屋で金銭を載せて運ぶ車。また、黄金を積んだ車。転じて、遊里で、金銭を浪費する客。金茶金十郎。

※浮世草子・好色二代男（1684）三「今のはやり太夫、金車(キンジャ)引ても、五日や七日には逢事まれなるよねさまと」

きん‐ぐるま【金車】

〘名〙 植物「うさぎぎく（兎菊）」の異名。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

金車 (キングルマ)

植物。ウサギギクの別称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」