釣台(読み)つりだい

精選版 日本国語大辞典 「釣台」の意味・読み・例文・類語

つり‐だい【釣台】

〘名〙 物をのせてかついで行く台。板を台とし、両端をつり上げてふたりでかつぐ。嫁入道具病人などをのせて運ぶのに用いる。
※俳諧・類柑子(1707)上「釣台にのる子いづこへとしの昏〈紫紅〉」
洒落本・百安楚飛(1779)「十五夜月見は〈略〉釣台(ツリダイ)に花をかざり」

ちょう‐だい テウ‥【釣台】

〘名〙 釣りをする台。釣り糸を垂れる小高いところ。中国には、太公望荘子韓信などの釣台の遺跡といわれるものが各地にある。
※凌雲集(814)夏日神泉苑釣台応製〈小野岑守〉「釣台新結搆、浮柱出深」 〔劉滄‐贈道者詩〕

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デジタル大辞泉 「釣台」の意味・読み・例文・類語

つり‐だい【釣(り)台】

人や物をのせて運ぶ台。板を台とし、両端をつり上げて前後からかつぐ。

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普及版 字通 「釣台」の読み・字形・画数・意味

【釣台】ちよう(てう)だい

釣りする台。各地に遺跡が多い。斉・謝〔伏武昌の、孫権故城に登るに和す〕詩 臺にに臨み 樊山(はんざん)に廣讌(盛宴)を開く

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