釧路支庁(読み)クシロシチョウ

デジタル大辞泉 「釧路支庁」の意味・読み・例文・類語

くしろ‐しちょう〔‐シチヤウ〕【釧路支庁】

釧路総合振興局旧称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「釧路支庁」の解説

釧路支庁
くしろしちよう

面積:五九九七・四一平方キロ
釧路くしろ市、白糠しらぬか音別おんべつ町・白糠しらぬか町、阿寒あかん阿寒あかん町・鶴居つるい村、川上かわかみ標茶しべちや町・弟子屈てしかが町、釧路くしろ釧路くしろ町、厚岸あつけし厚岸あつけし町・浜中はまなか

北海道東部、釧路川・茶路ちやろ川・別寒辺牛べかんべうし川など各川流域の平野と、それを北・東・西の三方から囲む丘陵・山地とからなる。南は太平洋に面する。管内は一市八町一村。明治三〇年(一八九七)郡役所が廃止され、北海道庁支庁制が制定されたのに伴い、一一月釧路支庁が釧路町(現釧路市)に設置され、旧釧路国の釧路郡・厚岸郡・川上郡・阿寒郡白糠郡・足寄あしよろ郡を管轄区域とした。大正一一年(一九二二)八月釧路国支庁と改称。昭和二三年(一九四八)一〇月管轄区域の変更を行い足寄郡二村を十勝支庁に分割。同三二年四月釧路支庁と改称。

釧路は内陸部の農林産業と炭鉱、海岸線の漁業と加工製造業によって地域を支えてきた。石炭は約二〇億トンの埋蔵量をもつとされ、明治三〇年時点では炭山五ヵ所を数えた。開拓は明治三〇年末で管内の既墾地が二千二九六町歩と報告されており、このうち厚岸郡内が一千二〇町余で四割強を占めている(状況報文)。同三二年には釧路港が開港、また同三四年七月に釧路(のち浜釧路、現釧路市)―白糠間の官設鉄道釧路線(現JR根室本線)が開通したことにより、釧路港を軸に鉄道と船舶による海陸輸送が結び付き、同港は北海道東部における商品流通の中心となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「釧路支庁」の意味・わかりやすい解説

釧路〔支庁〕
くしろ

釧路総合振興局」のページをご覧ください。

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