鈴木(読み)すずき

精選版 日本国語大辞典 「鈴木」の意味・読み・例文・類語

すずき【鈴木】

[一] 謡曲。四番目物。廃曲。作者不詳。源義経家臣鈴木重家は、源頼朝が奥州の義経を攻めに下ったことを聞き、母に別れを告げて出発する。その途中で捕えられ頼朝の前に引き出されるが、義経を退けることの非を説き、家臣になると欺いて逃れ、奥州に向かう。
[二] 江戸京橋の尾張町にあった鰻屋寛政一七八九‐一八〇一)から文化(一八〇四‐一八)の頃、知られた。
黄表紙・京伝憂世之酔醒(1790)「こんやはすずきのうなぎ、あすはゆうきのごぼう」
[三] 寛政から天保(一八三〇‐四四)の頃、江戸麹町にあった菓子司、鈴木兵庫の店。菊一煎餠などで知られた。
※黄表紙・京伝憂世之酔醒(1790)「塩瀬のまんぢう、あいきゃうまき、すずきの小ぐらの、せいわうぼ」

すずき【鈴木】

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デジタル大辞泉 「鈴木」の意味・読み・例文・類語

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「鈴木」の解説

鈴木

正式社名「株式会社鈴木」。英文社名「SUZUKI CO., LTD.」。電気機器製造業。昭和8年(1933)前身の「鈴木製作所」創業。同49年(1974)設立本社は長野県須坂市大字小河原。金型・コネクター用部品・半導体関連装置の製造・販売を行う。携帯電話向けが主力。精密金型技術に定評。東京証券取引所第2部上場。証券コード6785。

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