鉄火丼(読み)テッカドンブリ

デジタル大辞泉 「鉄火丼」の意味・読み・例文・類語

てっか‐どんぶり〔テツクワ‐〕【鉄火丼】

どんぶりに入れた酢飯に、ワサビ醤油をつけたマグロの切り身をのせ、もみのりを散らしたもの。鉄火どん。
[類語]丼物丼飯天丼カツ丼親子丼鰻丼中華丼

てっか‐どん〔テツクワ‐〕【鉄火丼】

てっかどんぶり」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「鉄火丼」の意味・読み・例文・類語

てっか‐どんぶり テックヮ‥【鉄火丼】

〘名〙 鮨飯に、おろしたわさびと鮪(まぐろ)の切り身などをのせて、焼きのりをあしらった丼飯。鉄火。鉄火どん。
※洋食考(1970)〈山本嘉次郎〉二「鉄火丼と称する生まぐさ丼まで横行している有様である」

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「鉄火丼」の解説

てっかどんぶり【鉄火丼】

どんぶり物の一つ。どんぶりにすし飯を盛り、まぐろの赤身刺身をのせたもの。◇「鉄火どん」と略す。

てっかどん【鉄火丼】

「鉄火どんぶり」の略。⇒鉄火どんぶり

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鉄火丼の言及

【丼】より

…やがて飯の上にウナギの蒲焼をのせて,たれをかける〈うなぎ丼〉などが考案されると,簡便,美味なその方式が庶民の愛好するところとなり,《江戸名所図会》巻一〈中橋〉の図中に見られるごとく,〈丼物〉なる語を生むにいたった。現在ひろく見られる丼物には,〈うなぎ丼〉略して〈うなどん〉,てんぷら丼の〈天どん〉のほか,とんカツを使う〈かつどん〉,鶏肉,タマネギ,ミツバなどを卵とじにしてのせる〈親子丼〉,鶏肉のかわりに牛肉を使う〈開化丼〉,牛肉の煮込みをかける〈牛どん〉,マグロの刺身をすし飯にのせる〈鉄火丼〉,かまぼこ,シイタケなどをとり合わせる〈木の葉丼〉など種類はいろいろである。【鈴木 晋一】【松本 仲子】。…

※「鉄火丼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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