鉤槍(読み)かぎやり

精選版 日本国語大辞典 「鉤槍」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐やり【鉤槍】

〘名〙 槍の柄のけら首に近いところに、鉄の鉤を十文字につけたもの。敵の槍をからみ落とすのに用いる。
北条五代記(1641)四「当世はかき鑓とて、くろがねを長くのべ、かぎをして鑓の柄に十文字に入、其先に小しるしを付、柄にて人をつくべき威風をなし給ふ」

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デジタル大辞泉 「鉤槍」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐やり【××槍】

柄の穂に近いところに、柄と十文字になるように、鉄の細い棒を鉤状につけた槍。敵の槍をからめ落とすのに用いる。

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