精選版 日本国語大辞典 「鋏虫」の意味・読み・例文・類語
はさみ‐むし【鋏虫】
〘名〙
① ハサミムシ(革翅)目に属する昆虫の総称。体長約四~五センチメートル。体は細長くてやや堅く、前翅は短く硬い。また、まったく翅のないものもいる。幼虫は成虫に似るがはねはない。腹端にはかぎ状のはさみをもち、外敵に対する。体色は暗褐色のものが多い。ごみ、石、枯れ葉などの下にすむ。コブハサミムシなどの雌は産卵後、卵が孵化するまで保護する。日本には六科二〇種が分布する。《季・夏》
※羅山先生詩集(1662)五七「十二虫〈略〉剪刀蟲(ハサミむし)」
② 助平をいう。
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