(読み)とかり

精選版 日本国語大辞典 「鋒」の意味・読み・例文・類語

とかり【鋒】

〘名〙 「ほこ(矛)」の異称
浄瑠璃新うすゆき物語(1741)上「乱れ刃(やき)のだれ刃、すぐ刃鋒(トガリ)、大乱れ」

ほう【鋒】

〘名〙 刃物の先の、とがった部分。きっさき。また、刀。刀剣武器。また、軍隊
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉二「其鋒を南し金を滅し宗を滅し」 〔後漢書‐遠紹伝〕

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デジタル大辞泉 「鋒」の意味・読み・例文・類語

ほう【鋒】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ホウ(漢) [訓]ほこ ほこさき
刃物の先端。ほこさき。「鋒鋩ほうぼう鋭鋒機鋒
軍隊の先陣。「先鋒
物事の鋭い勢い。「鋭鋒舌鋒筆鋒論鋒

ほう【×鋒】

刃物の先のとがった部分。きっさき。また、刀。つるぎ。
「未だ他に対して―を争いしものに非ず」〈福沢学問のすゝめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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