鋭鋒(読み)エイホウ

デジタル大辞泉 「鋭鋒」の意味・読み・例文・類語

えい‐ほう【鋭×鋒】

鋭い矛先。
言葉文章による鋭い攻撃。「相手鋭鋒にたじろぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鋭鋒」の意味・読み・例文・類語

えい‐ほう【鋭鋒】

〘名〙
① 鋭くとがったほこ先。
性霊集‐一〇(1079)暮秋賀元興僧正大徳八十詩・序「鋭鋒易脱、皐響則達」 〔陳琳‐武軍賦〕
② 鋭く人を攻めたてること。また、その勢い。多く、筆や舌をほこに見たて、文章や言葉でするどく攻める場合に用いられる。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「ここは好加減に迷亭の鋭鋒をあしらって無事に切り抜けるのが上分別なのである」 〔魏志‐張魯伝〕

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普及版 字通 「鋭鋒」の読み・字形・画数・意味

【鋭鋒】えいほう

鋭い鋒先。〔三国志、魏、張魯伝〕左右、悉(ことごと)く寶倉庫を燒かんと欲す。魯曰く、今の走るは鋒をくるのみ。惡るに非ず。寶倉庫は國家のなりと。に封して去る。

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