鎺金(読み)ハバキガネ

デジタル大辞泉 「鎺金」の意味・読み・例文・類語

はばき‐がね【×鎺金】

《人が脛巾はばきをはいた形に似るところから》刀剣などの刀身つばに接する部分にはめる鞘口さやぐち形の金具。刀身が鞘から抜け落ちないようにするためのもの。はばき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎺金」の意味・読み・例文・類語

はばき‐がね【鎺金】

〘名〙 (脛巾(はばき)をつけたような形からいう)
① 刀や薙刀(なぎなた)などの刀身の区際(まちぎわ)にはめて、鍔(つば)の動きを止め、刀身が抜けないようにする、鞘口の形をした金具。はばき。
源平盛衰記(14C前)二九「脛巾金(ハバキガネ)より太刀打折て」
② 細長い器具の下方にまとう金具。はばき。
類聚雑要抄室町)二「同金物支度。脛金六枚 代六十疋 枚別十疋」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android