(読み)びた

精選版 日本国語大辞典 「鐚」の意味・読み・例文・類語

びた【鐚】

〘名〙
① 「びたせん(鐚銭)」の略。
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇「百びたをよめをもたたで還りけり くくりはかまは大十がしち
② 単に銭のこと。〔新撰大阪詞大全(1841)〕

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デジタル大辞泉 「鐚」の意味・読み・例文・類語

びた【×鐚】

鐚銭びたせん」の略。→鐚一文

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【永楽通宝】より

…貫高はそのまま永高となるが,これは通貨政策の変遷による表現の変化である。江戸幕府ははじめ銭勘定に永楽銭を用い,1604年(慶長9)永楽銭1文を鐚(びた)4文替えとしたのは,東国の通貨遺制によった。08年永楽銭1貫文を鐚4貫文とし金子1両を鐚4貫文にあて永楽銭通用を禁じた。…

※「鐚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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