長生療法(読み)ちょうせいりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長生療法」の意味・わかりやすい解説

長生療法
ちょうせいりょうほう

長生療術,長生医学とも称される。浄土真宗長生派総本山長生寺の創始者柴田純宏が,第2次大戦前に始めたもので,その命名の由来は,親鸞の『教行信証』の一節による。信仰心を基盤にしていることが特徴で,具体的には脊椎 (せきつい) 矯正,プラナ療法,精神療法の三位一体の治療法により,病気の原因を根本から取り除き,自然治癒力を発揮させ,心身を健全に保ち,健康で長命で幸福な家庭生活を願うものである。この脊椎矯正,プラナ療法,精神療法を併用する考え方は,すでに大正年間の『山田式整体術講義録』 (1920年刊) にも述べられている。長生療法は2代目で整形外科医でもある柴田正義を中心に,あんまマッサージ師の養成学校長生学園の卒業生らにより各地で行なわれている。

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