精選版 日本国語大辞典 「長竿・長棹」の意味・読み・例文・類語
なが‐ざお ‥ざを【長竿・長棹】
〘名〙 (「ながさお」とも)
① 長いさお。竿竹(さおだけ)などの長いもの。
② 釣竿(つりざお)の長いもの。長い釣竿。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後「義理と恩との銕丸(おもり)をかけ、つらい年季の長棹(ナガザホ)を浮して」
④ (①で舟を岸から突きはなすところからいうか) 江戸時代、遊女が客を冷淡にあしらうこと、あるいは客と縁をきること。また、客の方から遊女と縁をきるのにもいう。
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