門前市を成す(読み)もんぜんいちをなす

精選版 日本国語大辞典 「門前市を成す」の意味・読み・例文・類語

もんぜん【門前】 市(いち)を成(な)

門前に人や車馬が群がり集まる。権力名声を慕って、その家に出入りする人が多いことのたとえ。門前市の如し。
本朝文粋(1060頃)六・申民部大輔状〈橘直幹〉「堂上如華、門前成市」

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デジタル大辞泉 「門前市を成す」の意味・読み・例文・類語

門前もんぜんいち

門前に人や車馬が群がり集まる。権力や名声を慕い、出入りする者が多いたとえ。

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ことわざを知る辞典 「門前市を成す」の解説

門前市を成す

門の前に、人や車馬が多数群がり集まる。また、地位・名声を慕って訪れる者が多いことのたとえ。

[使用例] それではやらないかといえば不思議なほどはやって、門前市をなす有様です[夏目漱石無題|1914]

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