門司正三(読み)もんじ まさみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門司正三」の解説

門司正三 もんじ-まさみ

1914-1997 昭和-平成時代の植物生態学者。
大正3年10月2日生まれ。昭和29年東大教授となる。物質生産を基礎とする植物生態学を展開し,林学作物学などの応用面にも影響をあたえた。平成9年12月21日死去。83歳。福岡県出身。東京帝大卒。著作に「生態学総論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の門司正三の言及

【植物群落】より

… 植物群落では,植物の生存にとって不可欠な光が高さとともに低減するので,光をめぐる植物間の高さの関係が重要になる。それを知るために考案されたのが門司正三と佐伯敏郎による生産構造図で,植物群落の光合成器官(葉)と非光合成器官(枝,茎)の重さをある高さごとの層別に種を区別してあらわしたものである。物質生産を担う葉の植物群落での空間分布(生産構造)は生産構造図で示せば垂直構造としてよく表される。…

※「門司正三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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