門屋孤舟(読み)かどや こしゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門屋孤舟」の解説

門屋孤舟 かどや-こしゅう

1779-1863 江戸時代後期の書家
安永8年生まれ。伊予(いよ)松山藩士。右筆(ゆうひつ)をつとめるが,はやく隠退。楽焼き,点茶などをたしなむ。とくに篆刻(てんこく)にすぐれてその作品は文人雅客にこのまれた。頼山陽ら儒者に揮毫(きごう)をもとめたとき,その返礼孤舟の磁印をおくる者がおおかったという。文久3年8月14日死去。85歳。名は徳風通称は吉之助。別号に一艸堂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android