もん‐しょう ‥シャウ【門牆】
〘名〙
※
太平記(14C後)一二「凉燠数改て、門墻
(もんシャウ)漸不
レ全」 〔法言‐
修身〕
② (「
論語‐子張」の「
夫子之牆数仭、不
下得
二其門
一而入
上、不
レ見
二宗廟之美、
百官之富
一」から) 師の門。転じて、師の
人格、
学問への
入り口にたとえていう。
※学談雑録(1716頃)「聖賢道学の意を合点し、孔孟周程張朱の門牆をうかがふやうなるべし」 〔
陶弘景‐登真隠訣序〕
③ 門と垣が並んで続いているところから、きわめて近い所のたとえ。
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デジタル大辞泉
「門牆」の意味・読み・例文・類語
もん‐しょう〔‐シヤウ〕【門×牆/門×墻】
1 門と垣。転じて、家の出入り口。かどぐち。
2 《門と垣が並んで続いているところから》きわめて近い所のたとえ。
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普及版 字通
「門牆」の読み・字形・画数・意味
【門牆】もんしよう(しやう)
門と、かき。〔論語、子張〕(こ)れを宮牆に譬(たと)ふれば、~夫子(ふうし)の牆(かき)は數仞、其の門を得て入らずんば、宗の美、百官の富なるを見ず。字通「門」の項目を見る。
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