門真(読み)かどま

精選版 日本国語大辞典 「門真」の意味・読み・例文・類語

かどま【門真】

大阪府中央部の地名。電気機械器具およびその関連工業が発達。かつてはレンコン栽培でも知られた。昭和三八年(一九六三市制

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「門真」の意味・読み・例文・類語

かどま【門真】

大阪府の市。大阪市北東に隣接する。電気器具工業が盛ん。人口13.0万(2010)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「門真」の意味・わかりやすい解説

門真[市] (かどま)

大阪府中央部,大阪市の北東部に隣接する市。1963年市制。人口13万0282(2010)。市域は淀川左岸の氾濫原に広がり,わずかな微高地を除くと大部分低湿地で,水害防止のため古来から築堤に力が入れられ,一種の輪中をなした。明治後期には湿田を利用したれんこん栽培が導入され,日本有数の産地となった。1960年ころから京阪電鉄沿線を中心に急激な都市化(1960-65年の人口増加率178%は全国一)が起こって住工混在化が進み,今日では段倉や環濠をもつ農家にかつての水郷景観がわずかに残るのみである。江戸時代から農家の副業として綿織物業が起こったのに続き,明治以降にはメリヤス業が立地して淀川左岸工業地域の原型となった。1933年松下電器産業が大阪市から移転したのを契機に電気機械工業が立地し始め,第2次大戦後は三洋電機の関連工場なども加わって,日本の弱電工業の一大集積地となった。近畿自動車道,第二京阪道路のインターチェンジがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android