閉回路粉砕(読み)へいかいろふんさい(英語表記)closed-circuit grinding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「閉回路粉砕」の意味・わかりやすい解説

閉回路粉砕
へいかいろふんさい
closed-circuit grinding

粉砕の一方式粉砕機と分粒装置 (ふるい分け機械,分級機など) とを組合せて操業し,分粒装置の細粒側産物だけが最終産物となるように,粗粒側産物をその回路内で繰返し処理する粉砕方式。繰返しを行わない方式を開回路粉砕という。粉砕原料を所定粒度まで完全に砕き,しかも最適粒度をこえて細かくする過粉砕を避ける必要のあるときはこの方式が採用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android