閉鎖子嚢果(読み)へいさしのうか(英語表記)cleistothecium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「閉鎖子嚢果」の意味・わかりやすい解説

閉鎖子嚢果
へいさしのうか
cleistothecium

子嚢菌類生殖器官である子嚢果一種。コウジカビ類やウドンコビョウキン類にみられる。形は球形,亜球形などで,表面に種々の形をした突起毛状体などを有することもあるが,その内腔に子嚢を形成する。閉鎖子嚢果は孔口がないが,子嚢が完熟すると破開して子嚢胞子を逸出する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android