開会(読み)かいかい

精選版 日本国語大辞典 「開会」の意味・読み・例文・類語

かい‐かい ‥クヮイ【開会】

〘名〙
会議集会議会などを始めること。また、展覧会博覧会など催しの会を開くこと。⇔閉会
朝野新聞‐明治一六年(1883)一月二三日「本年一月十六日に駅内横山町八光亭に於て開会」
団体を組織し、発足させること。
明六雑誌‐三〇号(1875)明六社第一年回役員改選に付演説〈森有礼〉「然り而て時の政事に係はりて論するが如きは本来吾社開会の主意に非ず」

かい‐え ‥ヱ【開会】

〘名〙 仏語天台宗で用いる。方便を除いて真実にはいらせること。法開会、人開会の別があり、教えについてすべては一つであると説くのが法開会、仏道修行の人についてすべて等しく仏になれると説くのが人開会。
※日蓮遺文‐如説修行鈔(1273)「諸乗一仏乗と開会しぬれば、何れの法も皆法華経にして勝劣浅深ある事なし」

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デジタル大辞泉 「開会」の意味・読み・例文・類語

かい‐かい〔‐クワイ〕【開会】

[名](スル)会議や集会を始めること。また、始まること。「司会者のあいさつで開会する」⇔閉会

かい‐え〔‐ヱ〕【開会】

仏語。三乗それぞれ異なるという誤った考えを切り開いて取り除き、三乗がそのまま仏の絶対の一乗であることを承認、会得させること。天台宗でいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開会」の意味・わかりやすい解説

開会
かいかい

一般には会議を開くことを意味するが,国会法によれば特に会期が始ることを意味する。これによって国会は活動能力を取得する。国会法は開会式を行うことを定めるが (8条) ,これは単なる儀式であって法律的に特別の意味はない。 (→閉会 )

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