かい‐めい【開明】
〘名〙
①
知識が開けて、
文物が進歩すること。
文明開化。また、知識が開け、
物事がよくわかること。聰明なこと。
※童子問(1707)中「予也固有下与二漢宋旧説一異者上。然皆積疑之至。融釈開明。自然得レ之」
② 知識などを開き、不明な点を明らかにすること。
※
正法眼蔵(1231‐53)
仏経「正法眼蔵そこばくおほしといへども、なんだちことごとく開明せず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「開明」の意味・読み・例文・類語
かい‐めい【開明】
[名](スル)人間の知識が進み、文化が発展すること。また、文化が進んだ状態にあること。開化。
「―の今の欧洲の眼を以って見れば」〈福沢・学問のすゝめ〉
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普及版 字通
「開明」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典(旧版)内の開明の言及
【開眼供養】より
…新しく造った画像や彫像の如来・菩薩・天部・明王・祖師像などを賛嘆供養し,神威を迎えることをいう。略して開眼,または開明,開光明といい,遷仏ともいう。この開眼に事・理二相を説くのは《和語灯録》第5で,〈開眼と申すは,本体の仏師がまなこをいれ,ひらきまいらせ候を申候也。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」