開題(読み)かいだい

精選版 日本国語大辞典 「開題」の意味・読み・例文・類語

かい‐だい【開題】

〘名〙
仏語経典題目の意を解説し、一部大綱を提示すること。また、そうした書物。「梵網経開題」など。
正倉院文書‐霊福優婆塞貢進解・天平一四年(742)一一月二三日「法花経一部 音訓 即開題」
※円光大師行状画図翼賛(1703)三六「仏を供養するを開眼と云、経論を供養するを開題と云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「開題」の意味・読み・例文・類語

かい‐だい【開題】

経典の題目を解釈し、一部のあらましを提示すること。また、それを記した書物。
解題かいだい1」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android