間尺(読み)けんじゃく

精選版 日本国語大辞典 「間尺」の意味・読み・例文・類語

けん‐じゃく【間尺】

〘名〙
一間(いっけん)ごとに印をつけたなわ。間縄(けんなわ)
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)三「普請のかけ引き間尺(ケンジャク)はさしつけぬ大小

ま‐しゃく【間尺】

〘名〙 (間(けん)と尺(しゃく)の意) 家屋建具などの寸法作事の寸法。転じて、物事計算利害割合。ましょく。〔和英語林集成再版)(1872)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「間尺」の意味・読み・例文・類語

けん‐じゃく【間尺】

間縄けんなわ」に同じ。

ま‐しゃく【間尺】

建築物などの寸法。
損得の計算。利害の割合。

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